顎関節症のセルフチェック
「顎関節」は、自覚症状のない人の70%に異常があることがわかり、しかも、実際に医療機関を訪れて治療をする人は6~7%にすぎません。
つまり、「顎関節症」に罹っていることに気付かないまま生活している人が多いのです。
顎関節症は、顎(あご)を打撲するなどが原因で起こる急性症状はわかりやすいのですが、長い年月をかけてだんだん症状が進んでくる慢性症状には気付きにくいといわれます。
また、痛みや不快感があっても、それに慣れてくると体ががまんすることを覚えてしまうのです。
ここでは、顎関節症のセルフチェック方法を紹介します。
①食事中に顎の「だるさ」や「痛み」を感じる
②パソコンなどに集中しているとき、食いしばっている
③いつも顔のこわばりがある
④ハンバーグなど大きなものを食べるとき、口が縦に開きにくい
⑤口を閉じるとき「ガクッ」という音がして、左右どちらかに顎がずれる
⑥歯科医で口を開けるのが苦痛だ
⑦家族や友人から「歯ぎしり」を指摘されたことがある
⑧日常的にストレスを感じることが多い
いかかでしたか。
これらの項目で、当てはまるものが多いほど顎関節症の可能性が高くなるのです。
これとは別に、顎関節症の特徴を覚えておくと便利です。
①顎が痛い
②開口障害:口を大きく開けられない
③関節雑音:顎を動かすとき音がする
ここでお話した内容は顎関節症そのものについてですが、顎関節の歪みが頭蓋骨、頚椎、脊椎、腰椎など体全体の歪みにつながるのです。